中国、1億画素のカメラを開発
中国科学院光電技術研究所は9日、最新の研究成果を発表し、1億画素のカメラ「IOE3-Kanban」の開発に成功したことを明らかにした。同カメラは現時点で国内最高のCCD画素数を誇る。人民日報が伝えた。
同カメラは軽量で、本体の幅も最大19.3センチとコンパクトだが、画素は10240×10240ピクセルに達し、マイナス20℃から55℃の範囲で高解像度イメージングが可能だ。
同カメラには同研究所が開発した▽広視野、高精度、低歪みの光学システム▽最新のカメラ制御システム▽大容量のデータ記録システムが搭載され、「国家航空リモートセンシングシステム」の基礎センサーとなる「大アレイCCDマッピングカメラシステム」が集積されており、航空測量製図、都市計画、災害モニタリング、スマート交通システムなど、高解像度のイメージングが必要な各分野で応用できる。
同研究所はこれまでに8100万画素の「大アレイCCDカメラシステム」を開発し、当時としては世界最新水準に達した。このたびの1億画素カメラの誕生は、中国の広面積・高解像度CCDデジタルカメラの開発技術がさらに成熟したことを意味する。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年7月10日