「蛟竜」号が作業海域に到着
有人深海潜水艇「蛟竜」号を搭載した「向陽紅09」船は6日、18日にわたる航海を経て、北太平洋の中国多金属結核探査契約区に到着し、作業の準備を開始した。科学考査チームは7日に「蛟竜」号の潜水を行う予定だ。新華社が伝えた。
現場の指揮部によると、「蛟竜」号は現地時間の7日(北京時間8日1時)に第1回の潜水を行い、約5200メートルまで潜行する計画だ。
今回の潜行の位置はハワイ東南500キロメートル以上の海域で、中国が専門の探査権と優先採掘権を持つ多金属結核探査契約区である。広さ7.5万平方キロメートルの契約区にはマンガン、銅、コバルト、ニッケルなどの品位の高い金属が豊富にある。
科学考査チームのスケジュールによると、同契約区で10日-12日作業し、予定潜水5回と機動潜水2回を行う予定だ。
今回の「蛟竜」号の潜水について、担当部門の責任者、葉聡氏は「潜水作業は工程潜水、応用潜水、訓練潜水に分けられる。7日にはまず工程潜水を行い、潜水器の性能を検査する。その後の数回の潜水はいずれも応用潜水で、乗組員や技術者、科学者が共同で完了する」と語る。(編集YH)
「人民網日本語版」2013年8月8日