百度の「軽応用」とは? 機能を分かりやすく解説
8月下旬より「軽応用(Lightapp、ライトアプリ)」という名詞が頻繁に取り上げられるようになった。これは今年のモバイルネットワーク界で最もホットなキーワードの一つになりそうだ。人民日報が伝えた。
軽応用という新たな配布モデルは、このほど開かれたIT技術の祭典「2013年百度世界大会」で正式に発表された。これは一つのコンセプトであるほか、実質的なソリューションプランでもある。アップルのApp Storeの台頭は、モバイルネットワークにおけるアプリの生存環境を構築した。軽応用はアプリと開発の需要をより良く結びつけ、新たなモバイルネットワーク環境を構築する。
◆軽応用とは何か?
スマートフォンのアプリは、モバイルネットワークの最も重要な入り口とされている。閉鎖的なアップルにせよ、開放的なアンドロイドにせよ、アプリを購入もしくはダウンロードできるアプリストアは、モバイルネットワークの環境で最も重要な構成部分だ。
2013年百度世界大会において、百度の李彦宏董事長兼CEOは、「アプリストアには根本的な不備が存在する」という観点を示し、「アプリストアにおいて、99.9%のロングテールアプリ(あまり人気のないアプリ)のダウンロード数が、ダウンロード総数の30%を占めるに留まっている。アプリストアでは最もホットな、使用頻度の高い、最新のアプリが前面に表示されるため、あまり流行していないロングテールアプリの効果的な配布が難しく、これらのアプリの開発者の生存状況は楽観視できない」と指摘した。
百度は同日、軽応用という配布モデルを発表し、開発者に無償で提供した。「モバイル検索+軽応用」というモデルは、大量のロングテールアプリの需要を満たす最良の方式であり、アプリ開発とユーザーの需要を効果的に結びつけることができる。
一般的なネイティブアプリと異なり、軽応用は「軽」の特徴が際立っている。一般ユーザーはダウンロードせずとも、検索した段階ですぐに使用でき、機能も体験も損なわれない。百度の李明遠副総裁は、「当社のモバイル検索の、1日当たりのアクティブユーザー数は1億人を超え、旅行やグルメなどに関する検索は毎日100万件級に達し、医療・健康に関する検索は1000万件級に達している」と語った。多くのロングテールアプリは軽応用と百度検索を通じて正確なマッチングを実現し、効果的にユーザーを獲得することができる。
◆軽応用の使い方は?
軽応用を使う際、一般ユーザーはアプリをダウンロードする必要はなく、百度モバイル検索で検索後にすぐに使用できる。