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浙江大学 六角形状のステルス装置を開発

ステルス装置の中に鉛筆を入れたところ、その部分だけが見えなくなった。しかしその後ろにあるロゴマークははっきりと見ることができる。

 完全な「ステルススーツ」を製造することは、科学者・技術者・SF愛好家の夢だ。浙江大学の陳紅勝教授らが率いる研究チームは現在、電磁波による「ステルススーツ」のメカニズムおよび実験の研究を進めている。同チームは、同技術には現時点では一定の制限があるが、将来的にはステルス技術を暮らしに導入する重大な契機となると考えている。新華社が伝えた。

 電磁波(光波)は物体に照射された際に、物体上で散乱を生じさせる。散乱した電磁波が吸収された場合、そこに物体が存在することを意味する。電磁波を「屈曲」させ、物体を避けさせれば、物体は姿を隠すことになる。同チームが進めている研究は、このような理念に基づいている。

 同チームは可視光波の多角形ステルススーツの設計方法を提唱し、理論上は各方向からのステルス効果を実現できる。同チームが開発した六角柱状のステルス装置は実験の中で、すべての振れ幅に対応することができた。また同チームはマイクロ波円柱形ステルス装置などを開発した。

 同チームの研究は、ステルススーツを理論から実用化に移し、実現の難度を効果的に引き下げた。(編集YF)

 人民網日本語版 2013年11月1日

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