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極地調査船「雪竜号」、先進的な設備を搭載

雪竜号の科学観測情報管理ディスプレイプラットフォーム

 雪竜号は、中国大洋調査における「移動可能な科学実験室」だ。第30回南極科学観測において、雪竜号に搭載される設備にはどのようなものがあるのだろうか。新華社が伝えた。

 今回の科学観測において、隊員の孫晨氏は3台の大容量大気浮遊微粒子サンプラーを携帯し、3万1500海里(1海里=1.852キロ)の大気エアロゾル粒子を集める。孫氏は毎日、特殊処理を施した石英繊維フィルターを1枚交換し、大気浮遊微粒子を集め、各データの分析に用いる。

 雪竜号の政治委員の王碩仁氏は、「雪竜号の大型設備には、水文生物ウインチがあり、水文生物の研究に使われる。CTDウインチと関連設備により、12リットルの採水器を36本吊り上げ、データを直接受信機に転送する。他にも地質ウインチがあり、海洋地質調査に用いられる」と説明した。

 また船内には先進的なデュアル音響測深機があり、先進的なデュアルセンサーにより水深0−6000メートルの海水の、リアルタイム・連続データを取得できる。航行する海域の生物資源を調査するため、船内にはEK60計量魚群探知機が搭載されている。このほか、海中の二酸化炭素計測器は航行中の海水表面の二酸化炭素量を比較分析できる。

 雪竜号は今年、科学観測情報管理システムの建設を強化し、科学観測電子海図総合ディスプレイプラットフォームを構築、専門的な科学観測任務に向けリアルタイムかつ効果的な現場のデータを提供する。(編集YF)

 「人民網日本語版」2013年11月12日

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