2007年の上海国際映画祭で新人部門の審査委員を務めたこともある行定勲監督が新作「円卓 こっこ、ひと夏のイマジン」を引っ下げて、第17回上海国際映画祭に再び登場。映画ファンを前に、「映画監督をしていなければ、百姓をしていただろう」と語った。青年時報が報じた。
行定監督が旗を振った「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004年)は、当時興行収入85億円、観客動員数620万人を記録し、この年の実写映画No.1になった。
そんな行定監督は、上海で15日に行われたファンとの交流イベントで、「母親は私が会計士になることを望んでいた。でも、子供のころから計算が苦手で、隠れて映画の勉強をしていた。岩井俊二監督の助監督として7年働いた後、自分で映画を制作できるようになった。もし、映画監督をしていなかったら、百姓をしていただろう。なぜなら、百姓も映画監督も空を見上げ、空に頼って飯を食う職業だから」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年6月18日