ドラマには真善美とプラスのエネルギーが必要
放送再開後、范氷氷演じる中国史上唯一の女帝・武則天などの胸元が写るシーンが修正され、人物が小さく写るシーンと肩から上が写るシーンだけになっている。この修正に、ネットユーザーらは、「画面全体が顔と頭」と、不満をあらわにしている。
この点、田副局長は、「放送再開後、メディア、特にネット上で論議が巻き起こっていることは、我々も知っている。賛否両論ある。しかし、多くの視聴者が、理解を示している。もちろん、ネット上には信頼性を欠く情報もある」との見方を示した。
「事後審査」は海外でも一般的
同ドラマをめぐって議論されているのは、放送が始まってから再編集された点だ。
清華大学(北京)新聞・伝播学院の教師・曹書楽氏は取材に対して、「これは『事後審査』。中国以外に、欧米諸国の多くの国でも、ドラマの『事前審査』と『事後審査』がある。厳しい審査を経て、修正をしたうえで、放送できるドラマや番組もたくさんある」と指摘している。
事後審査をめぐっては、米国の連邦通信委員会(FCC)など、低俗な番組に対するクレームを処理する機構や部門は、規則に基づいて調査と判断を行い、処罰を決めている。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年1月22日
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