日本の安倍晋三首相は無投票での自民党総裁再選後の内閣改造で、重要閣僚を留任する方針を取った。中国新聞網が伝えた。
7日午後発表の閣僚名簿によると、麻生太郎副首相兼財務相、岸田文雄外相、菅義偉内閣官房長官のほか、安倍首相の腹心と見られる塩崎恭久厚生労働大臣、高市早苗総務相、TPP交渉で大きな功績を挙げた甘利明経済再生担当相、新安保法案の強行推進で大きな功績を挙げた中谷元防衛相が留任した。東京五輪関連の厄介な問題に引き続き直面する遠藤利明五輪担当相も留任した。
新安保法案の強行推進などで政権支持率が低下し続ける中、来年の参院選を前に不測の事態を避けて安定を求めることが組閣において優先的に考慮されたと分析される。このため重要閣僚の留任の他、党内の各派閥の利益のバランスに留意する伝統的手法がとられた。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年10月8日