中国保険投資基金の運営状況はスムースで、これまでに集まった資金は1千億元(約109億円)に達し、すでに投資が始まっている。中国保険業監督管理委員会(保監会)の関係者が2016年陸家嘴フォーラムの第1回記者会見で明らかにした。
同基金は昨年、国務院の認可同意を受けて発足したもので、保監会は今年に入り、基金の構築・運営業務を積極的に進めている。15年12月には、中国中保投資有限責任公司が上海で工商登録を終えた。現在、同公司は2つの商品を開発・販売しており、1つは中保投‐招商局株式投資プラン400億元で、15年末に登録を完了し、主として国家戦略の「一帯一路」(1ベルト、1ロード)にサービスを提供することになる。もう1つは同公司が開発・販売する中国保険投資基金第1期特定基金で、主に上海の浦東新区の機能区と黄埔江の両岸の重点開発、都市部にある村落地域の改善、都市のインフラ建設に投資される。期間は5年で、5月9日現在、保険会社38社と資金分担合意を結び、集まった資金は予定の5倍以上になった。(編集KS)
「人民網日本語版」2016年6月3日