李克強総理は7日、「世界CEO委員会」第4回円卓サミットに出席した著名な多国籍企業のトップと人民大会堂で会談した。新華社が伝えた。
李総理は「現在世界経済は回復力を欠き、世界貿易の成長は減速し、中国経済も様々な困難や試練に直面している。希望と困難が共にあるが、希望が困難よりも大きい。中国経済は構造転換と高度化の過程にあり、経済成長に対するサービス業と消費の寄与度は50%を超えている。通信、医療、スポーツなど新たな消費市場は大きな潜在力を備え、国内外の投資家に新たな市場チャンスをもたらしている」と指摘。
「最大の発展途上国である中国は、依然として工業化、都市化の過程にあり、大きな発展の余地と市場の潜在力を備え、外国の投資家にとって魅力的な土地だ。中国政府はさらに多くの措置を講じて外国の投資家の対中投資・事業展開を呼び込み、国内外の企業に公平で透明な市場環境を提供する。中国は対外開放を拡大し続ける。各国の企業や投資家と発展のチャンスを共に享受し、互恵・ウィンウィンを実現したい」と強調した。
会議に出席した実業家らは「多国籍企業は改革開放の推進を堅持する中国政府の決意に敬服する。中国経済の発展はチャンスが試練を上回る。中国は魅力ある投資先だ。中国の起業・イノベーション、(環境と成長の両立を目指す)『緑色発展』に積極的に参加し、産業協力のレベルを共に高め、企業自身と中国経済の共同発展を実現したい」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年6月9日