国家会展センター(上海)に足を踏み入れると、テクノロジーの雰囲気を肌で実感できる。入口に向き合うようにして、8台のロボットが中国の獅子舞を踊っている。このさまざまな形をしたロボットは、舞台裏のコンピュータ1台だけで正確に制御できる。第5回中国国際ロボット展覧会が7月6日、上海市で開幕した。世界のロボットメーカー320社が集結した。
世界最大のロボットメーカーの一つである安川電機は、10数台の製品を持ち込んだ。「獅子舞を踊る」産業用大型ロボットの隣で、来場者は特殊なアイスクリームを待っていた。これはロボットが作るアイスのことだ。アイスを作る際に、コーンを握る「ロボットアーム」は回転しながら下がり、高精度制御能力を示した。
見た目とやさしい心がベイマックスに似たかわいらしいロボットが、会場で脚光を浴びた。スタッフが「コーヒーを取って」と指示すると、この「YOGO」という名のロボットはスタッフが歩いたルートをたどり、無事に任務を遂行して見せた。上海ヨゴロボット公司(YOGO)の共同創業者である張陽新氏は、「実際にサービスを提供する場は、実験室のような単一的な環境ではない。当社は革新的なGOL測位アルゴリズムにより、リアルタイムで環境の変化を学習させる。複雑で変化の激しい環境でも、ミリメートル級の測位が可能だ」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年7月8日
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