G20杭州サミットの準備作業は順調に進み、すでにラストスパートの段階に入った。これまでG20の各日程は計画に沿って順調に進んできた。中国が議長国として鍵を握る役割を果たしてきたことは誰の目にも明らかだ。(人民日報「鐘声」国際論評)
杭州サミットの準備面では、6月25日に終了したG20サミット第3回シェルパ会議で、各国は首脳声明の基本的枠組や要素について原則合意し、サミットの中心的成果について踏み込んで意見交換したほか、進展を確定し、目的を達成した。中国側の示した構想は戦略的視野を備え、G20の各分野の協力と最新の成果・進展を全面的に反映しており、指導者の先見性と雄大な志を示すものだとの考えで各国は一致した。
G20の各分野の関連活動も続々と行なわれ、各国は十分に意見を交換し、広範な共通認識を形成した。これはG20体制全体の影響力を高める助けとなる。例えば、G20農業大臣会合が今月初めに中国・西安で行なわれた。G20農業大臣会合は今回の会合以降、制度化を実現する。これはG20の長期的ガバナンス・メカニズムへの転換にとって重要な突破口であり、将来G20は世界の食糧安全保障や農業の持続可能な発展の面でさらに大きな役割を発揮することになる。
今年はG20が国際経済協力の主要なフォーラムとしての地位を維持するうえで大変重要な年だ。ポスト世界金融危機の時代にあって、G20が危機対応プラットフォームから長期的ガバナンス・メカニズムへの転換を完成するには、確かな公共財の供給によって信頼を集める必要がある。
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