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杭州初の日本式高齢者施設開業、年間入居費は最低6万元

人民網日本語版 2016年07月05日14:36

浙江省杭州市下城にこのほど、杭州で初めてとなる日本式サービスと管理の高齢者施設「佰楽時光養護老人サービス機構」が開業した。小奇麗なインテリアと細部まで行き届いた設備、さらには日本式のこだわりのサービスも受けることができる。銭江晩報が伝えた。

効果のほどは現時点では評価できないが、素晴らしい老人養護のコンセプトははっきりしているといえる。

○シングルベッドは電動式ベッド

同施設のインテリアは、決して豪華ではないが、全体的に日本風の小奇麗な雰囲気でまとめられており、淡いオレンジやカーキ、薄いピンクの壁は、清潔で爽やかな印象を与えている。施設の代表者は、「入居者が自分の家にいるような感覚を味わってほしい」と話している。

張秀■さん(92、■は王へんに奇)は、同施設の入居者第1号で、1人部屋に入居。

同施設には、1人部屋と2人部屋の2種類があり、部屋のシングルベッドは電動式ベッドで背もたれを3段階に随時調節することができる。高齢者はある程度の年齢になると、身体を起こすのが困難となる。そんな場合でもこのベッドが寝起きの動作をサポートしてくれる。当然ながら費用も決して安くはなく、1床1万元(1元は約15.4円)以上するそうだ。

しかし、1人部屋と2人部屋に関わりなく、洗面台以外、室内には単独のトイレは設けられていない。施設側は「これは、入居者が一人でトイレに入り、思いもよらぬ事故が発生するのを防ぐため。ここでは、入居者がトイレに行きたい場合は、ベッド脇にある呼び出しボタンを押すだけで、職員がトイレに同行する。また場合によっては、移動式簡易トイレを用意する場合もある」と説明した。


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