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勝利のガッツポーズで中国に警鐘を鳴らす水谷隼選手 (2)

日本卓球男子、4年後中国の強力なライバルに

人民網日本語版 2016年08月22日08:49

○2008年にエリート選手育成計画を展開

日本の卓球がこのような大きい進歩を遂げた理由はどこにあるのか?これは国を挙げて行った強化計画が効果を発揮したといえよう。水谷選手は、JOC(日本オリンピック委員会)が2008年にスタートした選手育成事業で重点強化選手に選ばれている。

北京五輪後、JOCは卓球振興計画を発表した。同計画は、特に成績優秀な小学生を対象としたもので、彼らに総合的で万全に整えられた育成・強化トレーニングを行うというものだった。今大会の卓球男子団体に出場した水谷隼・吉村真晴・丹羽孝希の3選手はそれぞれ、5,6歳の頃に卓球を始めた。また、日本卓球協会は1980年代に全日本卓球選手権大会の小学生以下の部を開催するようになった。同大会には小学6年生以下の「ホープス」、小学4年生以下の「カブ」、小学2年生以下の「バンビ」の3種目が設けられている。水谷選手や福原愛選手は、このような環境のもとで実力を伸ばしてきた。

日本で最高レベルの卓球リーグ戦「全日本卓球選手権大会」は、さまざまな年齢層の選手が参加しており、中には小学生の姿も見られ、高学年の学生が低学年の学生に負かされることも珍しくない。このほか、日本には優秀なアスリートを海外大会に派遣するための基金も設置されており、水谷・丹羽の両選手は同基金を利用して、大学在学中に海外のプロフェッショナル大会で経験を積んだ。

日本の卓球が国を挙げてのアスリート育成・強化体制によって、成績を伸ばしてきたのも至極当然のことだ。2006年6月時点での日本男子の世界ランキングはまだ第18位だったが、2013年には第3位まで躍進した。今回のリオ五輪では五輪史上初めて決勝まで進み、銀メダルを獲得した。

今から4年後、地元東京で敵を迎え撃つ日本卓球チームが中国にもたらす脅威は、おそらく今より倍増することになるだろう。(編集KM)

「人民網日本語版」2016年8月22日


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