2016年8月22日  
 

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人民網日本語版>>中日フォーカス

勝利のガッツポーズで中国に警鐘を鳴らす水谷隼選手

日本卓球男子、4年後中国の強力なライバルに

人民網日本語版 2016年08月22日08:49

リオ五輪で中国卓球男子チームに一矢報いた唯一の選手は、日本の水谷隼選手だった。3対2で許■(日へんに斤)選手を破った水谷選手は、跪いて勝利のガッツポーズをした。この様子は、中国卓球男子に警鐘を鳴らす一幕でもあった。この時まで、オリンピック卓球男子団体戦史上、中国チームが試合を落としたのは2ゲームだけで、いずれもロンドン大会でのゲームだった。そして今、中国卓球男子は3度目の敗北を喫した。劉国梁監督と愛弟子である選手たちはいずれも、潜在的な危機感を抱いた。

○未曽有の抵抗に遭遇

日本との男子団体決勝で、中国は未曽有の抵抗に遭った。劉国梁・監督も絶えず身体を起こして選手たちに檄を飛ばした。というのも、天をも恐れぬほどの強大さを誇る中国卓球チームにとって、対外試合で1ゲームでも落とすことによるマイナス影響は計り知れないことを、劉監督は十分承知していたからだ。劉監督が何よりも恐れていたのは、もしこの決勝で金メダルを獲得できなければ、卓球チームにもたらされる打撃は計り知れないということだった。

幸いなことに、中国男子は落ち着いたプレーを見せ、監督が想像していたような最悪の事態には至らなかった。だが、危機は本当にやって来た。特に、27歳の水谷隼選手はここ数年で、中国チームにとって最も脅威となるほどの実力を備えた選手に育ってきた。水谷選手はこれまで、許選手に勝ったことはなかった。このこともおそらく、劉監督が決勝のシングルスに、張選手ではなく許選手を送り込む決め手となった。ところが、許選手に一度も勝てず、ひたすら打倒を目指してきた水谷選手が、今回ついに攻めのプレーで許選手とせめぎ合い、勝利を勝ち取った。中国男子は今大会で初めてゲームを落とした。1ゲームを中国からもぎ取った日本チームは、4年後、自国で王者中国に勝利しようと闘志を燃やしている。日本のエースとして、水谷選手は、「僕たちは、来る日も来る日も努力を積み重ねている。中国に勝てる日が来ることを100%信じている。4年後の2020年にこの願いが実現するだろう」と話した。


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