リオ五輪で共に金メダルを獲得した鄭選手(右)と趙選手
「彼は鄭■音選手(■は女へんに朱)の恋人」これがリオ五輪開幕前に趙帥選手を紹介する人がほとんど使う言い方だった。競技日程の関係上、ボーイフレンドである趙選手が先に金メダルを獲得したが、まるで家庭内での地位を堅固にするかの如く、鄭選手も趙選手に続いて67キロ以上級の決勝であっさりと優勝をものにした。趙選手と鄭選手は、リオで「夫唱婦随」のオリンピックエピソードを生み出してくれた。揚子晩報が伝えた。
22歳になったばかりの鄭選手は、今回が初めての五輪だった。彼女が手にした金メダルは、同種目で中国に初めてもたらされた金ではないが、中国テコンドー界にとっては大きな意義のあるメダルとなった。なぜなら名選手だった陳中が現役を退いた後、中国女子テコンドー重量級種目は、ずっと優勝から遠ざかっていた。今回、鄭選手が金を獲得したことで、中国は12年ぶりの五輪テコンドー重量級種目女王の座に返り咲いただけではなく、伝統的な優位性を回復する兆しともなったからだ。
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