中国結びの複雑な編み方に目を丸くする日本人高校生
河南省名物の麺料理を食べたり、嵩山少林寺を見学したり、鄭州新区をぶらぶらしたり、鄭州市の高校生の家にホームステイしたり、現地の方言を覚えたり・・・。中国人民対外友好協会の企画の下、日本の少林寺拳法グループ率いる高校生代表団58人が、鄭州市を訪問し、地元の生活を体験した。大河報が報じた。
少林寺を訪問し、武術の実演を見学したり、僧侶の生活を体験したり、老舗の店で地元の名物麺料理を食べたり、新区を歩いたり、鄭州回民中学(中高一貫校)を訪問して、同年代の高校生と交流をしたり、ホームステイをしたりと、25日正午に鄭州に到着した日本の高校生58人は、河南省ならではの体験を満喫した。
鄭州回民中学の高校二年生の学生・馬萌梓さんはここ数日、日本の高校生をどのように迎えるかについて頭を悩まし、「夜ごはん」の事だけで、母親と何度も意見をぶつけ合ったという。学校が企画した編み物の授業で、馬さんは、手作りのブレスレット3つを河原弥生さんに渡し、「一つを必ず日本の家族のお土産にしてほしい」と伝えた。
少林寺拳法グループは1947年に創始され、今では37の国や地域にその教育グループがあり、登録会員は170万人に上る。1936年に少林寺を訪問したことがある創始者・宗道臣(そう どうしん)氏の娘である宗由貴(そうゆうき)氏が、同グループの現総裁を務めている。宗由貴氏は、「中日友好使者」や「黄河友誼奨」などの栄誉称号を受け、胡錦涛・前国家主席や温家宝・前首相などの中国の指導者と面会したこともある。
そんな宗由貴氏は、「交流すればするほど、誤解が少なくなる。中日両国の高校生が、教育をかけ橋とした交流を行い、両国の若者の心に友誼の種が植えられることを願っている。文化・スポーツにおける、民間の交流は往々にして政府間の交流より魅力と效果がある。多くの中国人ファンを抱える福原愛さんが一番良い例。中日交流がある各分野で、福原さんのような人がたくさん登場することを願っている」と語っている。(編集KN)
「人民網日本語版」2016年8月29日
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