中国教育部(省)はこのほど、教育部や財政部など15部門が2011年に「農村義務教育学生の栄養改善計画」の実施をスタートして以来、全国29省(自治区・直轄市)の学校13万7千校が同計画を実施し、栄養状態の改善が見られた学生は3360万人を上回ったことを発表した。京華時報が伝えた。
国務院教育監督指導委員会弁公室の室長を務める、教育部監督指導局の何秀超局長は、次のとおりコメントした。
「2011年から現在まで、中央財政は累計1591億元(1元は約15.5円)の資金を調達・投入し、最も貧困かつ最も辺鄙な地域からはじめ、栄養改善計画を実施してきた。具体的な内容は、国家試行場所での実施、地方試行場所での奨励、食事摂取環境の改善、経済的に困難な学生への支援だ」
「今年は地方での試行作業を拡大し、2017年までに栄養改善計画が、すべての国家貧困扶助開発活動における重点県をカバーすることを目指す。また、すべての学校食堂が営業許可証を備えるよう整備し、大口の食材調達に関しては政府による仕入れや一斉入札募集が確実に実施されるよう取り組み、不合格企業の参与の阻止を徹底する。同時に、監督指導検査を強化し、いかなる企業・個人であれ、子供の口から『ピンハネ』するような行為は許さない」。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年9月2日
このウェブサイトの著作権は人民日報社にあります。
掲載された記事、写真の無断転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257
Mail:japan@people.cn