複数のスーパーの店員が、「中秋節前に例年の売れ行きを踏まえ、具体的な月餅の仕入れ量を決定する。仕入れた月餅はほぼ完売となるが、若干売れ残った場合はそれ以前に店側とメーカーの間で取り決めた内容にもとづき、メーカーが回収して処分する」と話した。
○品質保証期間内なら焼き直して別のお菓子にリメイクする場合も
売れ残った月餅がメーカーに回収された後、「陳餡菓子」や「陳餡月餅」という名前で売り出されていることについて、懸念する市民もいる。
業界関係者によると、多くのメーカーは品質保証期間内に値引きして販売する、あるいは福利厚生として従業員に配るといった方法をとっているという。また、一部のメーカーは、品質保証期間内の月餅を小売業者に卸しており、これがつまり、街頭の屋台でよく見かけるバラ売り月餅だ。このほか、保証期間内の月餅を焼き直して別のお菓子にリメイクするメーカーもあり、この方法で赤字をある程度補てんしている。南昌市新建区の郷鎮にあるスーパーの担当者は、「我々が月餅を細かく砕き、付近に住む農民に量り売りをしている。彼らはこれを畜産豚や養殖魚に餌として与えている」と話した。(編集KM)
「人民網日本語版」2016年9月19日
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