宇宙実験室「天宮2号」は有人宇宙船「神舟11号」と、地上から393キロメートル離れた軌道上でドッキングする。中国有人宇宙事業弁公室の武平副主任は14日、酒泉衛星発射センターで「これは未来の宇宙ステーションの軌道高度とほぼ一致する」と表明した。新華社が伝えた。
天宮2号は今月15日に打ち上げに成功し、神舟11号は来月中旬から下旬にかけて打ち上げられる予定だ。
武氏は「これまでの有人宇宙飛行とドッキングは、地上から343キロメートル離れた軌道上で実施されていた。天宮2号と神舟11号のドッキング、合体飛行、宇宙船の帰還は、すべて地上から393キロメートル離れた軌道上で実施される。これは未来の宇宙ステーションの軌道高度とほぼ一致し、飛行も未来の宇宙ステーションの条件により合致する」と説明した。
武氏は「天宮2号と神舟11号の有人宇宙飛行任務は、中国の未来の宇宙ステーションの軌道条件に最も近い有人宇宙飛行任務であり、中国の宇宙応用プロジェクトが最多の有人宇宙飛行任務となる」と強調した。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年9月19日
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