2016年9月20日  
 

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中国は域外勢力が南中国海を撹乱することを認めない (2)

人民網日本語版 2016年09月20日08:45

第2に、日本は合同巡航を名目に、米国との同盟関係を強化することを望んでいる。米国は単独での対中圧力の不足を感じ、勢いを増すとともに責任を分担させるために同盟国の巡航参加を急いで必要としている。早くも昨年には地域の同盟国に巡航活動への参加を促し、米軍高官も日本に空中パトロールの範囲を南中国海まで拡大するよう提言した。だが、同盟国は合同巡航に対して一様に慎重姿勢だった。このような時に日本が米国のニーズに迎合するのは、見返りを期待してのことだ。

第3に、日本はこれを機に南中国海での軍事的プレゼンスを高め、自衛隊の強化につなげたい考えだ。安倍氏の努力の下、日本はすでに集団的自衛権の行使を容認し、米国と連携して武力を用いる余地を拡大した。海上の緊張の激化、「中国の脅威」の意図的な誇張などによって、日本は中国に矛先を向け、防衛力強化の理由を作り続けている。

だが日本が腐心しても、恐らく願いどおりにはならない。南中国海は中国の主権・権益に関わる。南中国海問題の扱いにおいて、中国はすでに「デュアルトラック」構想を表明し、南中国海の平和・安定維持に努力しており、域外勢力による撹乱を認めることはない。米国による南中国海巡航の結果は、いかなる国も武力を誇示して南中国海問題における中国の立場を変えることはできないということをすでに証明している。日本は第2次大戦時に南中国海で不名誉な歴史があるからこそ、歴史を反省し、言動を慎むべきだ。

人々は日本の新防衛大臣の就任後の動きに注目し、日本がアジア太平洋の安全にプラスの事をするよう望んでいる。心がけが悪ければ、最終的に自らに災いがふりかかることに注意するべきだ。(編集NA)

「人民網日本語版」2016年9月20日


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