男子テニス・上海マスターズ開催期間中、男子世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ選手(セルビア)が人民体育の独占取材に応じ、ケガの回復状況や中国のテニスの発展など、テニスファンが注目している話題について答えた。人民網が伝えた。
ケガは回復し復帰へ 上海で再出発
9月に全米オープンの決勝で敗れ、ケガを理由に試合から遠ざかっていたジョコビッチ選手。それから1カ月経った今回の上海マスターズがジョコビッチ選手にとっては復帰戦となった。
多くの人が心配しているケガの回復状況について、ジョコビッチ選手は、「回復しており、古傷はもう治った。上海マスターズに参戦できてうれしく思っている。参戦の準備はできている」と話した。
男性テニス発展のために中国は我慢が必要
また、ジョコビッチ選手は、「近年、中国の男子テニスはどんどん成長していて、ポテンシャルは高い。ここ数年、中国では、呉迪選手や張択選手などが登場し、ランキングは100位前後。僕は、中国のテニスは良い方向に向かっていると思う。さらなる発展のために、中国は我慢が必要。テニスの発展は一夜にしてなせるものではない。数年かけて育てても、トップレベルの選手はなかなか出てこない。適切な方法で、若い選手を積極的にサポートしなければならない。そのような選手を育成し、良いテニスの文化、環境を提供しなければならない。一番大切なのは、良いライフスタイルと人生哲学をマスターできるよう教えてあげること。テニスは、ボールを打つ練習をして、体を鍛えるだけでいいというような簡単なものではない。筋肉だけでなく、頭も鍛えなくてはならない。テニスの選手は正しい生活を送り、ベストの自分、最高の選手になれるようにしなければならない」との見方を語った。
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