最近新たに登場したネット有名人、熊本県在住の西本喜美子さん(88)。彼女はメイクやフォトショップでの加工、斜め45度からのショットでもなければ、可愛さやネタを披露して有名になった訳ではない。自身が撮影したユーモアあふれる自撮り作品で有名になったのだ。中国青年網が伝えた。
西本喜美子さんの自撮り作品の多くには、社会問題への風刺が含まれている。例えば、「当たり屋」や「高齢者への虐待」などだ。彼女の作品があまりにもリアルだったため、高齢者虐待のニュースと誤解され、大量に拡散されてしまったこともあるほどだという。
ブラジル生まれの西本さんは8歳の時に日本の熊本県へ帰国した。若い頃は美容学校に通い、卒業後は自分の美容院をオープン。また、弟が競輪選手で弟の試合をみているうちに、自分も試したくなり22歳の時、ついに願いを叶えて、競輪選手になったという。
72歳の時に、初めてカメラに触れる機会がおとずれた。それからというものまるで雷に撃たれたかのようにやみつきになってしまったのだという。
そんなある日、西本さんの息子が開く写真塾から「自撮り」の課題が出された。息子は西本さんに普段の撮影以外にも自撮りをするのも良いとアドバイスをした。そこから西本さんのユーモアが花開き、自撮りシリーズが誕生して、彼女を有名にしてしまった。多くのネットユーザーが彼女のユーモアあふれる作品に感銘を受けているそうだ。(編集TK)
「人民網日本語版」2016年10月17日
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