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「四世代同居」迎える日本人残留孤児、「勤勉」が家風に

人民網日本語版 2016年01月05日16:05

「白樺 青空 南風 こぶし咲くあの丘 北国のああ 北国の春」。呂淑君さん(92)が4日、長女の郝宝雲さんの同伴の下、合肥市廬陽区で開かれたイベント「四世代同居を探し、廬州の家風を伝える」の会場に訪れ、この日本の名曲を日本語で声高らかに歌った。

「母は日本で8年生まで学びました。今の中学に当たり、勉強熱心な人でした」と郝さん。1945年に抗日戦争が終結し、呂さんは中国に留まり、残留孤児となった。その後吉林で中国人男性と結婚し、安徽省を支援するために1958年に安徽省合肥市にやってきた。「2人は食糧機械工場で直向に、真面目に働き、父は省の模範労働者に選ばれたほどです」。

両親の姿は郝さんや弟をも励まし、郝さんは学生時代成績優秀でクラス委員などを務め、その後は路線バス会社に勤務、その働きぶりが認められ同じく省の模範労働者に選ばれた。弟も勤勉に働き、成績優秀だったため、合肥のゴミ収集車工場の一般従業員から工場長へと昇進した。

1984年に食糧機械工場を退職後、呂さんは市内の合肥工業大学の招きを受けて3年間日本語教師を務めた。「生徒からも人気のある授業で、今年も4人の卒業生が人伝に母の居場所を捜して挨拶にきました」と郝さんは言う。

合肥での暮らしは60年近くになり、郝さん一家は今や四世代同居、一家19人となった。「今でも日記を続けており、毎日の天気とその日の出来事を記し、エレクトーンを弾いたり歌を歌ったりして過ごしています」と呂淑君さん。「仁孝礼儀」を基礎に、勤勉で勉強熱心という点も世世代代受け継いでいってほしい」と語った。(編集IM)

「人民網日本語版」2016年1月5日

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