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卓球、日本の台頭の背後に「中国の力」 (2)

人民網日本語版 2017年04月19日09:51

中澤コーチは2015年から平野の指導を始めてから、日本の若い選手の打ち方を変えたといい、「卓球のルールは変わり続けており、それに応じて調整しなければならない。以前の平野のプレースタイルは古くなったため、穏やかさの中にアグレッシブさを持つスタイルに改めた。中国チームは超一流で、私たちはそれを常に模範にし、中国に学んでいる。その枠組みの中で平野に合った方法を選んだだけ。実際には他の選手も持っており、平野はそれを徹底し、驚くほどの飲み込みの良さを見せ、わずかな期間でこんなにも上達するとは思ってもみなかった。他の選手ももっと実力を伸ばしてくれると信じている」と説明する。

中澤コーチは日本選手の台頭に中国の存在は欠かせなかったと認識しており、「ここ数年、中国が若いコーチをたくさん日本に派遣して指導し、日本の進歩を支援してきたこととある程度関係がある。平野は昨年中国スーパーリーグに参加して超一流選手と対戦し、技術も戦術もレベルアップした。今後も引き続き参加させたい。中国の卓球界はここ数年良いPRを行っており、私たちのこともきっと受け入れてくれるだろう」と語っている。

09年、「独り勝ち状態」が続く卓球競技の衰退を懸念した中国は各国にコーチを派遣して中国の技術を教え、強いライバル(狼)を養成する「養狼計画」の実施を始めた。開始したばかりの数年間は、中国の「独り勝ち状態」が続いたものの、今になってついに「ライバル」が現れてきている。これは卓球界にとっても、中国にとっても、損失より利益のほうが大きい。どんなスポーツであっても、熾烈な競争や強いプレッシャーがあってこそ、一層注目され、多くの人に見てもらえる。(編集KN)

「人民網日本語版」2017年4月19日


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