中国が初めて国際基準に基づき開発した、独自の知的財産権を持つ大型旅客機「C919」が5日午後、上海浦東空港において無事初飛行を成功させた。C919は初飛行に先立ちすでに118回にわたる試験を完了しており、今年3月には専門家による技術審査に合格し、4月に飛行許可を得た。人民網が伝えた。
C919大型旅客機は中国が2008年に大型機の開発計画を開始してから、初めて最新の国際堪航基準に基づき開発し、完全に独自の知的財産権を備えた民間航空機だ。「C」は中国及び中国商用飛機の英語名の頭文字で、1つ目の「9」には「天長地久」(天地と同じく物事が永久に変わることなく続くこと。「9」の発音は「久」と同じ)の意味が込められている。残りの「19」はこの中国産大型旅客機の最大客席数が190席であることを意味する。
現在、C919には世界の企業23社から570機の購入予約が入っている。平安国際融資租賃有限公司の予約数が50機と最多で、その他の主要顧客には農銀金融租賃有限公司、工銀金融租賃有限公司、中信金融租賃公司、中国国際航空公司、中国東方航空公司、中国南方航空集団公司などがあり、購入予約の契約書はすでにサイン済みだ。(編集SC)
「人民網日本語版」2017年5月5日
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