中国銀行業監督管理委員会(銀監会)は10日に発表した2017年第1四半期(1-3月)の主要な監督管理指標データを発表した。それによると、商業銀行の貸し出し資産の質が全体として安定していたという。同期末時点の商業銀行の不良債権残高は1兆5800億元(1元は約16.5円)に上り、前期末比673億元増加し、不良債権率は1.74%で、同0.01ポイント(p)低下した。「北京青年報」が伝えた。
報道によると、銀行業の資産と負債の規模が緩やかに増加した。17年度末現在、中国の銀行業取り扱い金融機関の国内外における人民元・外貨建て資産は総額238兆5千億元に達し、前年同期比14.3%増加した。このうち大型商業銀行の資産額は89兆6千億元で全体の37.6%を占め、同11.3%増加した。株式制商業銀行の資産総額は43兆9千億元で全体の18.4%を占め、同13.8%増加した。
利益の増加ペースが回復した。同期末現在、商業銀行が同年に達成した利益は累計4933億元に上り、同4.61%増加し、増加率は前期末比1.07ポイント上昇した。同期の商業銀行の平均資産利益率は1.07%で、同0.12ポイント低下した。平均資本利益率は14.77%で、同1.15ポイントの低下。リスク抵抗力が引き続き高まった。同期の商業銀行の貸倒引当金残高は2兆8236億元で、前期末比1560億元増加した。貸倒引当金使用率は178.8%で、前期末比2.36ポイント上昇した。貸出準備率は3.11%で、前期末比0.03ポイント低下した。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年5月11日
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