中国国家外貨管理局が13日に明らかにしたところによると、国際銀行業統計(IBS)の所在地銀行統計に中国が含まれるようになり、国際決済銀行(BIS)のオフィシャルサイトで中国のデータを確認することができるようになった。同局は、「中国の国際収支統計データのクオリティが国際的に認められているということで、データの透明性が向上し続けている」との見方を示している。新華社が報じた。
IBSの報告エコノミー拡大は、主要20ヶ国・地域(G20)がデータ不足を解消するために掲げている目標の一つ。中国が加わり、所在地銀行統計の報告エコノミーは46に拡大した。うち、12が発展途上国・地域、22が先進国・地域、12がオフショア金融センターだ。
同局は、「中国が所在地銀行統計に加わったことは、国際通貨基金(IMF)が定めた『国際収支マニュアル』(第6版)の実施と証券投資残高共同調査(CPIS)加入に続いて、G20のデータ不足対処に対する大きな成果」とした。
統計によると、今年6月末の時点で、中国の銀行業の対外金融資産は計7780億ドル(約89兆4700億円)。世界の銀行業において、中国のクロスボーダー債権の規模は10位で、対外負債額は計9180億ドル(約105兆5700億円)となっている。
(編集KN)
「人民網日本語版」2016年12月14日
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