2017年6月2日  
 

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日本でベストセラーとなるのはどんな本?

人民網日本語版 2017年06月02日10:00

今の日本を客観的、かつ網羅的に表現した研究や著作はほとんどなく、日本の社会の本当の考え方を分析した書籍も非常に少ない。そんな中、ベストセラー本は時代の鏡と言え、現実社会のニーズを反映していると言える。(文:黄亜南。北京晨報掲載)

日本の社会は1991年から、大きな変化を経験し、人々は伝統を重んじる保守的な考え方から、自由な考え方へ変化し、グループを重んじる社会が崩壊して個人を重んじる社会へと発展し、最近では社会の思想は全体的に右傾化している。その変化のあまりの速さに、日本の一般庶民はなかなか適応できず、精神的な慰めと拠り所を求めるようになり、ベストセラーが続々と登場する要因となっている。

日本では100万冊以上売れるベストセラーが毎年登場

日本で出版される書籍の種類は毎年増加しているものの、「出版年鑑2014 年版」や書籍を見ると、書籍の印刷総量や販売総額は減少している。つまり、書籍1冊当たり平均印刷数や単価は下降しており、日本の出版業の競争は一層熾烈になっているということだ。それでも、日本の出版界はほぼ毎年、100万冊以上売れるベストセラーを誕生させている。では、日本の出版界はどのようにそれを成し遂げているのだろう?

数々のベストセラーを手がけるアスコム編集長の黒川精一さんは、2013年に「医者に殺されない 47の心得」を、14年に「長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい」をベストセラーに導き、どちらもベストセラーランキング総合1位に輝くなど、日本の出版史において「奇跡」を起こした。出版業界の専門紙「新文化」の取材に対して、黒川さんはベストセラーの作り方の秘訣を語っている。

まず、黒川さんの編集方針は「広く深く」。例えば、「医者に殺されない47の心得」の著者である近藤誠氏は、がん治療のエキスパートで、普通の編集者は、がんの治療という角度からその本を作りたがる。しかし、そのようにするとテーマが限られ、内容の「広さ」がなくなり、一般の読者に関心を持ってもらいにくいため、黒川さんはより広い視野に立った「過剰医療の危険性」に注目した。がん治療のエキスパートである近藤氏は早くから、日本の過剰医療に警鐘を鳴らしていた。事実、黒川さんのこの企画が日本市場のツボを捉えていたことを示している。

次に、広告訴求は5字にこだわっているという。日本の出版社が宣伝のために主に使うのが新聞で、新聞の半五段広告に縦書きでタイトルを記して出稿する際、シンプルでインパクトがなければならず、最も目を引くのがこの「5字」なのだという。


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