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北京の大気品質が悪化? 環境当局がデマを否定 (2)

人民網日本語版 2017年06月02日15:12

◆デマ 北京の大気品質が悪化している?

分析:北京の暖房シーズンの大気品質の改善は近年遅れているが、通年ベースで見ると北京の重度汚染日は年々減少している。国連環境計画が2016年に発表した「北京の大気汚染改善の歩み:1998−2013年」評価報告書によると、北京の1998−2013年の二酸化硫黄の年平均濃度は78%減、二酸化窒素は24%減、PM10は43%減となっており、北京の大気品質は15年間で持続的に改善されている。また米NASAなどの国際機関の観測データも、北京の大気品質の持続的な改善を裏付けている。

◆デマ 子供が肺に吸引する煙霧は大人よりも多い?

分析:協和病院小児科の万偉琳准教授によると、子供の肺は成人の構造と似ており、かつ肺活量が成人よりも少ないため、大人より多く吸引することはない。

◆デマ 自動車は北京の大気汚染の主因ではない?

分析:北京市は2014年、中国環境保護部(省)、中国科学院、中国工程院などの権威ある部門の指導のもと、PM2.5の汚染源を解析した。研究によると、北京市のPM2.5に対する自動車の年平均寄与度は3割ほどで、現地の汚染源のうち最も高い割合となっている。北京では近年、石炭使用量の大幅削減、二酸化硫黄の濃度の急激な低下に伴い、自動車のPM2.5への寄与度が高い水準を維持し、従来を上回っている。(編集YF)

「人民網日本語版」2017年6月2日


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