習近平国家主席のカザフスタン公式訪問は、5月中旬に成功した「一帯一路」(the belt and road)国際協力サミットフォーラムに続く重要な外交活動だ。今回の訪問は中国カザフスタン関係の発展を力強く後押しし、「シルクロード経済ベルト」とカザフスタンの新たな経済政策「ヌルリ・ジョーリ」(明るい道)の連携協力及び上海協力機構の枠組での両国の協力を強化することで、「一帯一路」建設とユーラシア経済の統合を後押しし、中央アジアさらにはユーラシア地域の平和・安定・発展を促進する。光明網が伝えた。
(1)「一帯一路」を共同建設し、両国の経済・貿易協力水準を全面的に高める
カザフスタンは「シルクロード経済ベルト」の中核地域に位置し、「一帯一路」の6本の経済回廊のうち2本がカザフスタンを通る。また、カザフスタンは中央アジア最大のエコノミーであり、インフラ整備状況と産業移転の受け入れ環境が良い。中国はすでにカザフスタンにとって最大の貿易パートナー、最大の輸入相手国、第2の輸出相手国となっている。
中国とカザフスタンは連結協力体制を積極的に構築・整備し、双方の10数の当局が緊密に協力して協力計画を統合的に調整している。中国とカザフスタンは「シルクロード経済ベルト建設の共同推進に関する覚書」「生産能力と投資協力の強化に関する枠組協定」「『シルクロード経済ベルト』建設と新経済政策『ヌルリ・ジョーリ』の連携協力計画」など重要文書に相次いで調印し、投資と貿易の円滑化などの面で順調に交渉を進めている。
中国とカザフスタンはインフラ整備、貿易円滑化、生産能力協力面で優れた成果を挙げている。ホルゴス国際国境協力センターの建設、新ユーラシア大陸橋の建設は順調に進んでいる。中国カザフスタン(連雲港)物流拠点、連雲港上海協力機構国際物流パーク、「ホルゴス―東大門」経済特区など物流拠点はすでに運用を開始し、ホルゴス鉄道通関地の運用も始まった。生産能力協力「早期収穫」事業は計51事業からなり、総投資額は268億ドルで、繊維、食品、建設機械、自動車など従来からの競争優位産業及びバイオ、新エネルギー、新素材など新興産業に及ぶ。
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