中国科学院南中国海海洋研究所が担当する「南中国海及び付属島嶼の海洋科学観測歴史資料の系統的整理・編集」プロジェクトの始動式が21日、広州市で開かれた。これは中国科学技術部(省)が2017年に批准した、14件の科学技術基礎資源調査特別プロジェクトの一つだ。新華社が伝えた。
同研究所副所長、プロジェクト責任者の龍麗娟氏によると、同プロジェクトは中国の1950年代後半からの、南中国海及び付属島嶼をめぐって行われた大型海洋科学観測で得られた貴重なデータと史料を系統的に収集・電子化・整理・編集する。60年弱に渡る科学調査資料の比較対象・分析・研究を通じ、南中国海及び付属島嶼の資源・環境・変動状況を全面的かつ系統的に把握する。
同プロジェクトは7つの課題を含み、中国の10の科学研究院(研究所)及び大学の科学研究中堅人材193人が課題チームに加わる。彼らは海洋生物、生態、漁業資源、地質、化学、物理、情報地理学などの専門を網羅する。また退職した科学調査隊員OBを指導に招き、その記憶を掘り起こすインタビューを行うことで、データ整理及び編集の信頼性・信憑性・正確性を保証する。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年6月23日
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