中央紀律検査委員会・監察部ウェブサイトによると、中央反腐敗調整チーム国際逃亡犯追跡逮捕・不法取得資産没収活動弁公室の発足から6月27日で3年目を迎え、腐敗対策と国際逃亡犯追跡逮捕・不法取得資産没収活動は大きな成果を挙げている。2017年5月31日までに「天網行動」によって90余りの国や地域から逃亡者3051人(うち国家公務員541人)を連れ戻し、不法取得資産90億9800万元を回収した。現在までに「百名紅通人員」中41人が出廷した。
党中央は第18回党大会以来、腐敗対策と国際逃亡犯追跡・不法取得資産没収活動を非常に重視。習近平総書記は国内外で80回近く腐敗対策の国際協力と逃亡犯追跡逮捕・不法取得資産没収活動に言及した。2014年6月27日、中央紀律検査委員会、最高人民法院、最高人民検察院、外交部(外務省)、公安部(公安省)、国家安全部(国家安全省)、司法部(司法省)、人民銀行からなる中央反腐敗調整チーム国際逃亡犯追跡逮捕・不法取得資産没収活動弁公室が本格的に発足した。
大きな成果を挙げたものの、逃亡犯追跡逮捕・不法取得資産没収の任務は依然として困難を極めている。2017年3月31日時点でもなお、横領・賄賂など職務犯罪の容疑がある国家公務員で国外逃亡中の者が365人、行方不明の者が581人と、計946人に上る。未逮捕の「百名紅通人員」59人中、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドに逃亡中の者は51人に達する。
中央反腐敗調整チーム国際逃亡犯追跡逮捕・不法取得資産没収活動弁公室は「1人でも逃亡中の者がいれば、決して追跡を止めない。国際逃亡犯追跡逮捕・不法取得資産没収の取り組みはいつまでも途上にあり、引き続き力を尽くす」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年6月28日
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