4G技術に比べ、5Gネットワークは性能がさらに強化され、超高速、超低遅延、超大規模接続の応用シーンに対応することができる。通信速度は2Gbpsを超え、ハイビジョン映画を瞬時にダウンロードすることができる速度だ。今回の大会では、来場者が5Gネットワークによる360度中継映像を初めて体験することができた。非常に優れた通信力と帯域幅を備えた5Gの実用化がスタートすれば、ドローンネットワークをはじめとするさまざまなコンセプトがついに現実のものになる。
同大会で明らかにされたところによると、現在、5G技術に基づいた車と車、車と人、車とあらゆるものが相互に結びつくIoVが発展を遂げており、今年は北京や上海でテストが行われる予定で、産業界を後押しして18年には率先して商用化された商品を打ち出すことが目指されているという。一般の人にとって5Gが推進する自動運転やIoVの技術は、運転する人の両手をさらに解放し、自動車を最も合理的な路線で走行させ、より快適な移動体験を提供する。また今後は工業、医療、セキュリティなど各分野への5Gの応用が進み、各分野の生産効率向上や生産方法の革新を促進することが予想される。
主要キャリアの5Gプロジェクトのタイムテーブルをみると、おおよそ20年までに大規模商用化が実現する見込みで、中国は25年には世界最大の5G市場に成長するものと期待される。
それだけではなく、5G時代の到来によってユーザーはまた新たな「速度向上、料金下降」の時期を迎えることになる、中国移動によると、「2015年以降、携帯電話のネットワーク費用は60%以上値下がりし、さまざまな値下げ措置の恩恵がのべ20万人のユーザーに及んだ。より多くの個人や企業がデジタル化のメリットを享受するようハードルを一層引き下げてきた」という。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年6月29日
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