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手塚治虫と孫悟空の「縁」 (2)

人民網日本語版 2017年07月27日13:30

手塚治虫と厳定憲監督がコラボしたアトムと孫悟空が握手するイラスト

「ぼくのそんごくう」は1960年にアニメ化され、アニメ史上初の長編ギャグアニメ映画「西遊記」が製作された。そこには現代の言語や要素がたくさん盛り込まれ、その斬新な設定が日本でリメイクブームを巻き起こすきっかけとなった。そして、多くの人がリメイク作品を競うように製作し、日本のアニメの幅が広がり、独特のスタイルを築いていった。67年には、「ぼくのそんごくう」を元に作られたテレビアニメ「悟空の大冒険」が放送され、当時を代表するアニメとなり、中国のドラマ「春光燦爛猪八戒」やアニメーション映画「紅孩児大話火焰山」など、「西遊記」を元にした、日本と中国のリメイク作品ブームの基礎を築いた。例えば、中国の映画「大話西游」のひな型も「悟空の大冒険」だ。

手塚治虫は中国の連環画(一連の物語を1ページ大の挿絵と見出し文で表現する掌サイズの絵本)の文化を学ぶために、何度も中国を訪問した。80年11月、日本アニメ協会の会員として中国を訪問し、上海美術映画製作所を見学したこともある。また、88年に上海で第1回国際アニメフェスティバルが開催された際、手塚治虫は、ずっとリスペクトしていた万籟鳴監督と会うために足を運び、厳定憲監督と共にアトムと孫悟空が時空を超えて握手するイラストを製作した。当時、手塚治虫は胃癌を患っていたものの、同フェスティバルの審査委員を務めた。


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