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ドラマ「カルテット」のようなユニークさ追求する「山澤カルテット」

人民網日本語版 2017年07月28日13:23

今年冬クールに情報コミュニティサイト・豆瓣網で9.1ポイントの評価を獲得した日本ドラマ「カルテット」の影響でクラシック音楽ブームが巻き起こっている。(文:廖陽。澎湃新聞)

同ドラマでは、演奏家としての夢を諦めきれない「三流奏者」4人が弦楽四重奏のカルテット「ドーナツホール」を結成し、大人の世界における現実と辛さを淡々と語っていくというストーリー。たとえ演奏会場がレストラン、ショッピングモール、マンションの下だろうが、演奏衣装が優雅な舞台衣装やユニークな着ぐるみだろうが、4人はそうしたことを一切気にすることなく純粋に音楽を楽しんでいる。

そして上海にはまるで同ドラマそのもののような「カルテット」が実在するという。4人の個性豊かな90後(1990年代生まれ)は「山澤カルテット」を結成し、同ドラマのように優雅さと庶民っぽさが混在したスタイルとなっている。4人はクラシック音楽には実は様々な楽しみ方があると考えており、演奏会場も客層もステージパフォーマンスのいずれにも制限を一切に設けていない。

「山澤カルテット」は現在、上海にある新しいコワーキングスペース「米域MIXPACE」で巡回公演「成人法則」を開催しており、その曲目の全てが同ドラマで使用された曲となっており、公演の度にに大勢の観客が集まっている。

「山澤カルテット」は2017年に結成され、1992年生まれの陳宏達さんがその発起人だ。

同ドラマの「ドーナツホール」と同じく、「山澤カルテット」の担当楽器は第1・第2バイオリン、ヴィオラ、チェロで構成されている。第2バイオリン担当は上海音楽学院に大学院生として通っている劉沁妤さん、ヴィオラ担当は上海音楽学院4年生の武梓顔さん、チェロ担当は華東師範大学管弦楽学科修士課程の丁果果さん、第1バイオリン担当は4人の中で唯一大学で音楽を学んでいない陳宏達さん。


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