▽大量の応用 ユニコーン企業が続々誕生か
専門家や企業関係者からみると、クラウドコンピューティング、IoTのビッグデータ、モバイルインターネットの登場により、インターネットはすでに生産型サービス業へと駒を進めており、5Gは「インターネットプラス」時代に突入し、インダストリアルインターネット時代に突入し、このような新しい時代が新しい企業の誕生に巨大なチャンスをもたらすことが予想されるという。
亨通通信産業集団の孫義興社長は、「ここ数年、インターネットの発展により、一連の企業の成長が促され、これには米国のマイクロソフト、グーグル、アマゾン、フェイスブックなど、また中国の百度、網易、騰訊(テンセント)、京東などが含まれる。現在の新たな周期のインターネットは産業化に向かっており、5Gとともに大量の『ユニコーン企業』を生み出し、新たなインターネット企業の急速な発展が起こることは確実だ」と話す。
5G時代の大量の応用は、ブロードバンドネットワークにより高い要求をつきつけることは間違いない。5G時代の応用シーンはより豊富になり、未来のファイバー・トゥ・ザ・ホーム(FTTH)のネットワークはより多くのネットワーク敷設方式における軽量・ADSS対応・多機能型光ファイバー製品に対応可能になり、FTTHの光ファイバー接続・配線の難度を引き下げ、最終的にFTTHの柔性接続ネットワークを構築する必要がある。業界専門家は、「この分野はすべて未来の『ユニコーン企業』の『生誕地』になる」と予想する。
5G時代のデータセンターとより多くの発展機会を目指して、亨通集団も大々的に革新を進めている。孫社長は、「ICT産業(情報技術と通信技術が融合して生まれた新たな技術分野)が加速的に融合し、5G時代に向けた革新は単一の技術や分野の革新になることはあり得ない。亨通は光ファイバーケーブルからスタートしたが、ここ数年はICT産業全体のモデル転換・バージョンアップを急速に視野に入れ、ビッグデータ、量子ネットワーク、ブロードバンドの運営、スマートコミュニティなどの分野に布陣を敷いている。総合的なICTの実力を備えた総合的バリューチェーンのサービス企業になるよう努力する」と展望を語る。
中国の通信分野では、産業も企業も5G発展の商機を先につかもうと積極的に動いている。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年8月8日
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