中国とASEANが南中国海問題でブレークスルー的進展を得るにともない、域外勢力が波風を立てる余地は一層狭くなり、離間を煽る虫の良い計算は一層困難になる。
中国ASEAN関係が成熟期に入るにともない、双方関係は一層成熟し、理性的になり、内外の妨害を一層排除できるようになる。ASEANプラス1(中国)外相会議で、中国側は「中国ASEAN戦略的パートナーシップ・ビジョン2030」の策定、「一帯一路」(the Belt and Road)イニシアティブとASEANのコネクティビティ計画の連携実現など7つの大きな提案をし、ASEAN側の前向きな反応を得た。王毅外交部長によると、中国ASEAN戦略的パートナーシップは全面的発展かつ持続可能な新段階に入った。この段階において双方は戦略の揺るぎなさを強化し、内外の妨害を断固として排除し、平和と発展という大きな方向性に焦点を合わせる必要がある。同時に、相手を前向きに受け止め、互いを発展のチャンスと見て、互いの重大な懸念に配慮し、地域の発展と互いの政策動向について対話を強化し、相互理解を強化し、相互猜疑を減らす必要がある。避けられず、当面解決できない問題については、双方は相互尊重・友好的協議の姿勢を堅持し、小異を残して大同につき、適切に管理・コントロールすべきだ。
中国とASEANは双方関係の質的向上と高度化の歴史的契機をしっかりと捉え、勢いに乗って行動し、同じ方向に向かい、中国ASEAN運命共同体の構築に絶えることのない新たな原動力を与えるべきだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2017年8月10日
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