先進国に比べて、中国のスマートホーム産業はスタートが遅かったが、市場ニーズは巨大で、このため中国で潜在力が大きく、成長ペースが速い産業の一つになっている。シンクタンク易観がまとめたデータによると、18年までに、中国スマートホーム産業の規模は1800億元に達し、大量の資本と企業を誘致して、市場には「百家争鳴」の状況が出現することが予想されるという。
同時に、中国スマートホーム産業には多くの短所もみられる。たとえば技術面では、コアアルゴリズム、重要設備、先端チップなどのオリジナル革新成果が少なく、人材の蓄積も産業の急速発展にともなうニーズを満たせていない。
より重要な問題は、現在の中国スマートホーム市場はまだ「コンセプト」を営業販売する段階にとどまっていることだ。実際、真のスマートホームとは1つの「システム工程」であり、一部の家電製品や家具だけがスマート化してもまったく十分でなく、シーンの中での応用体験が大きな流れだ。これは中国の伝統的家電産業が冷蔵庫やテレビといった単一の商品によって「天下を取った」モデルを根本から覆すものだ。こうしたシステム工程に直面して、中国スマートホーム産業はなお長い道のりを歩かなければならない。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年8月11日
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