就職情報サイト・智聯招聘はグローバル化シンクタンク(CCG)と共同で、このほど「2017年中国の海外帰国者就業起業調査報告」を発表した。それによると、海外帰国組が起業先として真っ先に選ぶのは北京市だという。「北京日報」が伝えた。
2016年末現在、留学を終えた中国の海外帰国組は265万1100人に達した。16年だけで43万2500人が各種学校を卒業して帰国し、帰国者の増加人数が大学卒業生の増加人数を上回った。調査によると、海外帰国組の50.5%は「帰国後に中国での暮らしや仕事にスムースに溶け込めた」といい、「困難なことはあるが、徐々に克服できる」とする人は44.7%に上った。「帰国後ずっと中国に溶け込めていない」人は4.8%で、15年の調査結果(「溶け込むのが難しい状態がずっと続いている」が12.9%)に比べ、中国国内の環境に溶け込む様子が明らかに好転したといえる。
中国で起業を支援する政策がますます多く実施されていることが、海外帰国組の帰国・起業をある程度後押ししている。海外帰国組が起業先として選択する都市の上位5ヶ所には、北京(24.3%)、上海(8.1%)、成都(6.6%)、広州(5.9%)、武漢(4.4%)が並び、この5都市で海外帰国組のほぼ半数を誘致している。北京は科学技術革新(イノベーション)の中心であり、特に中関村を代表とする革新企業の集積エリアは海外帰国組を誘致する力が強い。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年8月16日
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