業界の分析によれば、この2大ブランドがぬきんでた理由は、まず製品の品質が確かだからだ。京東、淘宝(タオバオ)、天猫(Tmall)などのECプラットフォームで収集したブランドの評価をみると、華為と小米の製品の評価が最も高い。確かな品質、高いブランド知名度により、両ブランドは企業の評価で高いポイントを獲得した。次にこの高ポイントは両ブランドの営業販売が「ユーザー体験を重視」していることと関係がある。両ブランドの消費者の相互連動状況のポイントは非常に高く、華為が8.59ポイント、小米が6.42ポイントだった。3位以降はいずれも5ポイントに達しなかった。
興味深いのは、各指数の評価をみると、製品の評価で魅族が3位になり、品質の認知度でOPPOが華為と小米を抑えて1位になったことだ。ここからこの2ブランドの製品には独特の優位性が備わり、今後の発展の潜在力が非常に大きいことがわかる。
同協会の王培章事務局長は、「今や、国内消費は『商品の消費』から『ブランドの消費』へと明らかに移行しつつあり、ブランドの知名度と影響力が消費行為にとってますます重要な誘導要因になっている。ビッグデータプラットフォームで集めた国内市場に出回る国内外215ブランドの評価結果によると、国産携帯は多くの指標で海外ブランドとまだ開きがあり、価格は中価格帯から低価格帯に集中している。これが意味するのは、中国企業にはまだ大きな飛躍の可能性があるということだ」と話す。
また王事務局長は、「今回の調査によって、ほとんどの国産携帯ブランドは『土台』がまだしっかりしていないこと、より着実な製品の品質向上の取り組みとより効果的なブランド普及の取り組みが必要なことがわかった。中国企業はブランドの意識を高め、ブランドという無形資産をしっかり活用していくべきだ」と指摘する。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年8月24日
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