これまでに、ソフトバンクは、中国の「盛大」などの成功しているIT企業にも投資しており、同じく高い投資収益率を実現している。ソフトバンクの中国におけるサクセスストーリーは、日本の企業にとって「モデルケース」となっており、中日関係が低迷しているにもかかわらず、多くの日本企業が対中投資の成功に自信を見せるようになっている。
一層多くの日本の電池の原料、水処理、土壌処理、シルバー事業などの業界の企業が、中国こそが将来最大の市場になる場所であることに気付き、チャンスを求めて中国に来ている。
例えば、バッテリーに使われる電解液の世界的なプロバイダーである日本のある化学関係の企業は最近、上海に近い江蘇省の三線都市に電解液の工場を建設した。同社の総経理は取材に対して、「中国の電気自動車市場の将来は非常に明るい。電気自動車で最もカギとなるのがバッテリーで、中国の市場は非常にやりがいがある」との見方を示した。工場建設の際、今後の生産拡大に備え、生産ラインを2つ設置するのに十分な土地の大きさを届け出たという。
その他、日本の人口の4分の1は65歳以上で、日本はシルバー事業大国でもある。一方、高齢化が日に日に進んでいる中国も、今後介護などのシルバー事業のニーズが「爆発的」に増えると見込まれている。そのため、ソフトバンクのように、いち早く中国に進出するというのが、日本の多くのシルバー事業関連の企業の「将来を左右する重要な次の一手」となっている。 (編集KN)
「人民網日本語版」2017年9月1日
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