貴州省農業ビッグデータ専門家委員会設立大会・第1回相談会において、中国農業部(省)情報センター長の王小兵氏は、「ビッグデータは実体経済に貢献しなければならない。農業にとって重要なのは、ビッグデータ技術の応用、ビッグデータによるこれまでの伝統的な農業のアップグレード改造により、これを農業現代化建設及び農業供給側構造改革の原動力とすることだ」と述べた。科技日報が伝えた。
王氏は、「ビッグデータの発展で重要なのはデータだが、農業の場合は作物が畑にあるため、毎日変化が生じる。ところが技術的制約により、これまではこのデータ入手を重視しておらず、データベースの基礎が弱かった。そこでデータ資源体制の構築を急ぎ、農業のデータ不足という問題を解消しなければならない」と指摘した。
中国工程院院士、中国農業大学教授の汪懋華氏は、「貴州省の農業構造をいかに調整すべきか、食用キノコをどの程度の規模まで発展させるべきか、貴州省の農産品は消費者の個性的な需要を満たせるか、物価問題をいかに解消するべきか。これらの問題を解消するためには、根本的な取り組みが必要だ。貴州省の資源データ、生態、環境、優位性を備えた産業、土壌の特性などの基本状況を明らかにしてから、統一的に計画を立てる。ビッグデータ産業の発展は一日にしてならずで、データの収集と管理がなければ成功しない。特に基礎データの不足は絶対に許されない」と述べた。
王氏は、「農業ビッグデータを発展させて貧困支援をバックアップするよりもさらに重要なのは、これに対応するメカニズムを構築し、政府が指導し企業が中心になることだと思う。特に農民をビッグデータ構築の重要主体とし、そこから実益を手にしなければ意味がない」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年9月6日
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