中国政法大学知的財産権研究センターの李俊慧特約研究員は、「携帯電話のデザインだけでなく応用でも、熱い期待の寄せられるXは中国産スマートフォンより半テンポ遅れている。世界が相互接続する環境の中、新技術のトレンドや開発周期が短縮しており、AI、モノのインターネット(IoT)、仮想現実(VR)、拡張現実(AR)などを含む新たな技術、新たな応用の融合では、中国製スマートフォンはアップルやサムスンと同じスタートラインに立っている。一連の新技術や新応用は他国に先駆けてすでに中国製端末に搭載されており、アップルとサムスンは後追いで搭載しているに過ぎない」と述べた。
技術が横並びで一斉にスタートするなら、中国製端末の価格面での優位性はより顕在化する。たとえばXの中国での価格は8388元(1元は約17.0円)からだが、小米MIX2は3299元からだ。市場調査機関・第一携帯電話界研究院の孫燕■(風にょうに火を三つ)院長は、「iPhoneXはこれほど高額ながら、性能にそれほど大きな違いはない。携帯電話の消費者も徐々に成熟して理性的になってきており、他社の携帯が引き続きアップルの市場シェアを奪うだろう」と予測した。(編集KS)
「人民網日本語版」2017年9月19日
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