国家電網江蘇省公司が11日に発表した情報によると、ブラジルのナタールで開催中の第14回国際雷防護国際シンポジウム(SIPDA)において、同社の「スマートグリッド動的雷防護システム」が「科学技術成果賞」を受賞した。同技術により雷による停電の損失を、現在の80%以上減らすことができるという。科技日報が伝えた。
国家電網蘇州供電公司が今年5月、同システムを正式に導入した。未来の気候変動に対応するスマートグリッド動的雷防護モードを初めて系統的に実現し、雷防護を伝統的な「受動モード」から「自主モード」に切り替えた。
同システムプロジェクト責任者、蘇州供電公司高級エンジニアの蔡雲峰氏は「動的雷防護システムにより、落雷中の送電網の運行リスクを下げ、給電の信頼性を高めることができる。雷による停電の損失を、現在の80%以上減らせるはずだ。同システムの雷観測範囲は1万平方キロメートル以上に達し、有効保護範囲は1000平方キロメートルに達する。総合性能・指標は国内外の既存の水準を大きく上回っている」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年10月12日
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