ダイエット前の呉秀揚さん(体重110キログラム)。25.5キロの減量に成功した姿は、まるで生まれ変わったようだ。(撮影•任国勇) |
南京農業大学園芸学部2年生の呉秀揚さん(男性)がこのほど、自分のダイエットの「ビフォーアフター」画像を公開した。大学入学当時と比べると、現在の彼はまるで別人のようだ。1年間に及ぶ運動による脂肪減量とバランスの取れた飲食生活によって、彼は25.5キログラムの減量に成功し、キャンパスの「ダイエットの星」となった。揚子晩報が伝えた。
彼のダイエット成功は、学校が開講した授業科目「運動による脂肪減量」のおかげという。この授業は、同校の体育部教員が2015年に開講した。その後2年間で、多くの「太り気味の若者」が減量に成功した。
南京農業大学の「運動による脂肪減量」の授業を始めたのは、同校体育部の周全富先生だ。
周先生は、この授業について、次のとおり説明した。
「『運動による脂肪減量』の授業を履修する学生は、全18コマの授業を受けなければならない。1コマ1時間半の授業で、履修期間は1ヶ月半。学生は、腹筋体操、腕立て伏せ、プランクなどの筋トレを行う以外に、毎日ジョギングしなければならない」。
「私が企画・作成した『運動による脂肪減量日誌』の中には、さまざまな食品のカロリーが参考データとして掲載されており、学生は毎日の『食事記録』を日誌に記入しなければならない。また、微信(WeChat)にプラットフォームを立ち上げた。学生は食事の前に、その食事の画像を撮影し、プラットフォームにアップしなければならない。2人の栄養士が、その画像を見て、『○○をもっと多く摂取し、XXはもっと控えること』とアドバイスする」。
「学生の積極性をバックアップするために、脂肪減量の結果によって、学生の体育の成績や学習効果を評価することにしている」。
では、その効果はいかに?周先生は、統計データに基づき、話を続けた。
「私は、2000年ごろから、肥満者グループに関心を持ち始めた。今から5年前に、南京農業大学の1、2年生の肥満問題に関して、調査研究・分析を行い、過体重と肥満の学生の割合が非常に高いことを発見した。大学の体育の授業は、サッカー、バレーボール、テニスなどバラエティに富んでいるが、一部の肥満学生は、体重を減らさない限り、これらの様々なスポーツを継続することは難しく、期末の実技試験にパスすることも望めず、のちには卒業に影響が及ぶ恐れがある」。
周先生が提示した統計データによると、「運動による脂肪減量」の授業には、計179人の肥満学生が参加した。うち男子学生は95人、女子学生は84人。6週間・18回にわたる授業中の運動によって、彼らの肥満状況には明らかな改善が見られ、生理機能の指数はぐんと高くなった。女子学生の体重は、平均5.02±2.27キログラム減少、最高で14.5キログラム減った。男子学生は、平均4.74±2.91キログラム減少、最高で12キロ減った。男女ともに、スリーサイズ、ウエスト・ヒップ比、BMI、基礎代謝量の数値が大幅に改善された。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年10月17日
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