「文化の海外発信」は、中国が全面的に改革を深化させるための重要なポイントだ。現在、海外の人々は中国文化の魅力を一層感じるようになっている。では、外国人は中国文化にどんな印象を抱いているのだろう?外国人の中国文化に対する認識は、中国人自身の認識とどのように異なるのだろう?中国中央テレビ局(CCTV)がこのほど中国外文出版発行事業局(外文局)と共同で、世界の22の主要なエコノミーを対象に実施した調査では、万里の長城、武術、パンダ、中国医薬、中国料理などが中国文化を代表する要素として、予想通り上位に入った。央視網が報じた。
また、上位10位を見ると、回答者らは、中国の国学や書道・絵画、文化関係の古典書籍なども高く評価しているものの、その認知度は中国人と比べると半分にとどまっている。
一方、海外の人々が中国人自身より高く評価しているのが、「中国製の商品」だ。
回答者の4人に1人が、中国文化の要素のうち際立っているのは「中国製の商品」との見方を示しており、特に18-35歳の若者の42%が「生活の中で、中国のことを初めて認識するようになったのは中国製の商品がきっかけ」と答えた。
中国国家情報センターが海外のネットユーザーのネット閲覧の傾向を調査したところ、米国人は中国製商品のコストパフォーマンスを重視しており、欧州の人々は、技術がポイントの電子製品を好んでいる。また、アフリカではカメラの性能や音質がいい中国のスマホが人気となっている。
もう一つ、中国文化の要素のうち、海外の人々が中国人自身より好印象を抱いているのが、「最先端テクノロジー」だ。ここ5年、北斗衛星測位システムやアルテミシニン、量子科学実験衛星、電波望遠鏡(FAST)など、中国のテクノロジーが相次いで成果を出しており、中でも高速鉄道の得点がトップだった。
世界銀行が発表した「中国高速鉄道分析報告」は、中国の高速鉄道の建設コストは世界の平均コストの3分の2で、乗車料金は各国の5分の1から4分の1としている。そのため、便利な交通機関に最も関心を抱く海外の51-65歳の人々が中国の高速鉄道を最も高く評価しているのもうなずける。
今年5月、「一帯一路」(the Belt and Road)参加国20ヶ国の青年による投票で、「高速鉄道」、「モバイル決済」、「シェア自転車」、「ネットショッピング」が、中国の「新四大発明」に選ばれた。中国文化の新たな要素が、外国人の目に中国のニューライフスタイルとして映っている。(編集KN)
「人民網日本語版」2017年10月24日
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