世界5大モーターショーの1つ、東京モーターショーが27日より正式に開幕する。開幕前の25日、メディア向けの事前公開が行われた。人工知能(AI)や自動運転技術、IoV(自動車のインターネット)といった分野のハイテク技術を搭載した未来カーが焦点となった。
会場には、人々の想像を大きく上回るような未来型コンセプトカーが数多く展示されており、注目を集めていた。なかでも豊田合成が今回発表した瞬きや微笑み、警告を発する表情を見せるコンセプトカーは、一般的な車とは大きく異なり、外部の環境や路面状況、走行状況に合わせて、様々な表情や信号を表示することにより、運転手と通行人がコミュニケーションを取ることができる。走行中に突然前方を通行人が横切ろうとした場合、車のヘッドライト部分のLEDが「!(ビックリマーク)」に変化し、通行人に注意を促すのと同時に、二次的な事故の発生を回避する。
同コンセプトカーのマーケティング部の責任者によると、豊田合成は2030年までに実用化を目指しているという。また、モーターショーの主催者である日本自動車工業協会は、「TOKYO CONNECTED LAB(トーキョーコネクテッドラボ)2017」と名付けたテーマ展で、VR(バーチャルリアリティ)技術などを利用した体験型プログラムを企画しており、来場者にインターネットが未来社会にもたらす新しい価値を展示するということだ。(編集TK)
「人民網日本語版」2017年10月25日
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