オンライン旅行サイト「Qunar.com」はこのほど、航空券・ホテル・リゾートなどの旅行データを総合的に取りまとめ、「渡り鳥旅行」報告を発表した。同報告により、高齢者は年平均1-3回旅行に出ており、北京・上海・成都の旅行したいと考えている高齢者が最多で、海南省海口市は彼らが最も愛するリゾート地であることが明らかになった。北京日報が伝えた。
旅行サイト「Qunar.com」休日活動部の李夢陽氏は、「『1995後(1995年以降生まれ)』の若者は、『親孝行旅行』の主力軍となっており、彼らの多くは、ゆったりした日程が組まれ、主に高齢者向きに企画された『夕陽紅ツアー』を親のために厳選し、温暖な地方を訪れるパックツアーやクルーズ旅行が、高齢者旅行として人気が高まっている」と紹介した。「渡り鳥老人」は、毎年冬になると南方地区を旅行する。「Qunar.com」のビッグデータによると、高齢者が最も愛する旅行目的先は北京と海口で、成都・重慶・三亜・昆明などのリゾート都市も上位にランクインしている。
中高年層の旅行ピークを迎えるのは、重陽節(旧暦9月9日、今年は10月28日)から11月にかけての時期で、旅行市場で彼らの割合が大幅に上昇する。携程旅遊がこのほど発表した「2017年重陽節父母旅行報告」によると、同社サイトと提携している旅行会社約1万社のツアー・個人旅行の受注状況から見て、55歳以上の年齢層は30%を上回った。また、携程や旅遊百事通などのブランド店舗6千社あまりの顧客のうち、中高年層が過半数を占めている。
重陽節前後、高齢の旅行者の65%は、ツアーを利用する。「ショッピング・オプション料金無し」、「専用バス・専属ガイド」、「素晴らしい名所を全て回る」、「カリスマガイド」、「バスには空席の余裕あり」などの要素が、中高年層のオンラインツアー予約において、最も注目されるキーワードとなっている。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年10月31日
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