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巨大なストレス抱える台湾のサラリーマン ストレスの根源は「低賃金」

人民網日本語版 2017年10月31日18:22

台湾地区の著名求人サイト「1111人力銀行」は30日、台湾の「60後(1960年代生まれ)」、「70後(1970年代生まれ)」および「80後(1980年代生まれ)」のサラリーマンを対象とした「世代を超えたストレス調査」を実施した。調査において、サラリーマンの86%が、「経済的ストレスと仕事上のストレスはかなり大きい。その第一の理由は、『低賃金』にある」と答えた。新華社が報じた。

回答者自身が評価した「心身にかかるストレス指数」の平均値は63だった。「80以上」と答えた回答者は21%。全体的に見て、男性のストレス指数は女性を5ポイント上回った。工業・商業サービス、メディア・出版、民生サービスが、ストレスが最も大きい三大業界で、ストレスの主な要因として、「給料が低すぎる」、「貯金できない」、「満足した仕事が見つからない」、「物価が高すぎる」、「昇給率が低すぎる」、「昇給スピードが遅すぎる」などが挙がった。

「1111人力銀行」の李大華・副総経理は、「台湾統計部門が発表した2017年第1四半期(1-3月)雇用者調査によると、同時期の物価変動部分を除去した後の実質的な経常的収入は月額3万7703新台湾ドル(1台湾ドルは約3.75円)と、2000年時点の3万7740新台湾ドルを下回り、17年前のレベルに逆行しつつあり、給料の上昇スピードが物価上昇スピードに追いついていない」と指摘した。

「現在の給料に満足していない」と答えたサラリーマンは全体の92%を占めた。また、約40%の人が、「毎月の給料で生活するのが精一杯で、貯蓄に回せない」としており、「貧困状態で苦しんでおり、借金漬けの日々を強いられている」とした人が9%に達した。

台湾統計部門の統計データによると、1-8月の平均月給は3万9793新台湾ドル、消費者物価指数の変動率を差し引いた後の実質的な経常的収入の上昇率は0.93%。サラリーマンが自分で使える金額はわずかに増えたものの、各世代のサラリーマンが総じて、給与レベルに失望していることが調査から判明した。「80後」は、「雇用主は少なくとも6488新台湾ドル、給料をアップすべき」と考えていた。 失望感が最も大きいのは「60後」で、「生活のあらゆる需要を満たすことができる理想の給料にしてもらうためには、1万6923新台湾ドル上げてもらわなくてはならない」と考えていた。

消費の方面から見ると、生活費に対する支出負担が最も大きく、住宅ローン、外食費、家賃、親孝行のための費用がこれに続いた。

今回の調査は、1111人力銀行が、2017年10月11日から10月27日まで、同サイト会員から1076人を無作為に抽出し、オンライン・アンケート形式で行った。信頼率は95%、許容誤差はプラスマイナス2.99となっている。(編集KM)

「人民網日本語版」2017年10月31日

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